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2015年度第3四半期:2014年10月1日~12月31日
100万米ドル |
2015年度第3 |
プロフォーマ[3] |
増減 |
プロフォーマ |
2015年度 |
プロフォーマ |
増減 |
プロフォーマ |
収入 |
179 |
179 |
1% |
30% |
541 |
541 |
16% |
27% |
EBIT |
223 |
229 |
-5% |
14% |
696 |
757 |
-3% |
15% |
収益(再評価利益前) |
66 |
72 |
-15% |
58% |
135 |
192 |
-30% |
42% |
収益(PATMI:税引後最終利益) |
112 |
119 |
-36% |
-3% |
381 |
438 |
-27% |
8% |
【シンガポール、2015年2月5日】
中国、日本、及びブラジルにおける先進的物流施設のリーディングプロバイダーであるグローバル・ロジスティック・プロパティーズ・リミテッド(以下「GLP」)は、2014年12月末までの3カ月間(2015年度第3四半期)の決算において、堅調な中国の業績とGLPのファンド運用プラットフォームの更なる拡大により、継続的な成長過程であることをご報告致します。
2015年度第3四半期のGLPグループの収入は、1億7,900万米ドル(約215億6,600万円)、1億1,200万米ドル(約134億9,400万円)の収益(PATMI:税引後最終利益)でした。グループの収益は、プロフォーマ・ベース前年同期比3%の減益となり、これは主に日本での前年同期の再評価益が高かったことに起因しています。プロフォーマ・ベース再評価利益前の収益は、前年同期比58%の増加になります。
GLPの共同創業者であり最高経営責任者であるミン・メイは、「2015年度第3四半期は、中国におけるリーシング及び開発の状況が引き続き好調でした。今年度は、複数の新たな投資家が中国ビジネスに参画したことにより、GLPの開発用地の調達力と新しいビジネス創出の機会を強化できると予想しています。昨年12月に発表した米国の物流不動産マーケットへの参入によって、ベスト・イン・クラスのファンド運用プラットフォームの更なる拡大も期待しています。今後の見通しとしては、各国においての物流施設プロバイダーとしての確固たる地位、開発における価値創出、そしてファンド運用プラットフォームの拡大という3つの長期的成長戦略を継続してまいります」と述べています。
開発による経常的価値創出
開発による価値創出はGLPの長期収益の重要な構成要素で、開発案件の竣工から生じる再評価益、開発フィー、資本パートナー持ち分からの実績報酬が経常的価値創出の中核となっています。
2015年度第3四半期においては、GLPは中国で63万㎡、投資コストにして3億800万米ドル(約371億800万円)の開発案件が竣工しました。そのうちGLP持ち分は1億3,800万米ドル(約166億2,600万円)で4,000万米ドル(約48億1,900万円)の開発再評価益を計上しました。
今後もGLPは開発ペースを加速していく方針であることから、経常的価値創出もさらに拡大すると予測されます。GLPは2015年度は第3四半期までの間に、中国、日本およびブラジルで17億米ドル(約2,048億1,600万円)の新規開発を開始しており、2016年度には2015年度比30%増の34億米ドル(約4,096億3,200万円、GLP持ち分:16億米ドル)の開発着手を見込んでいます。
GLPの2015年度中国市場での竣工は、許可手続きの遅延から11億米ドル(約1,325億2,800万円)から10億米ドル(約1,204億8,000万円)に修正されました。7,000万米ドル(約84億3,400万円)の開発プロジェクトの工事が物理的には2015年度第4四半期に終了し、2カ月後の2015年5月に許可が下りたときに竣工となります。日本とブラジルでの竣工は、2015年度の目標を達成する見込みです。2016年度はGLPグループ全体で前年度比79%増の23億米ドル(約2,771億400万円、GLP持ち分:10億米ドル)の開発案件が竣工する見通しです。
GLPの今後3年間の開発パイプラインは約10億米ドル[4](約1,204億8,000万円、GLP持ち分)の開発再評価益が予測されます。
ファンド運用プラットフォームの堅調な成長
2015年度第3四半期のファンド運用収益は、前年同期比92%増加し、3,100万米ドル(約37億3,500万円)になりました。内訳は、AM・PM業務報酬の1,500万米ドル(約18億700万円)と、1,600万米ドル(約19億2,800万円)の開発業務報酬です。潤沢な開発資金により、GLPは急速にファンド運用プラットフォームを拡大できる一方で、良好なリスク調整済みリターンを得ることができます。
GLPのファンド運用プラットフォームは82億米ドル(約9,879億3,600万円)の投資資本金と41億米ドル(約4,939億6,800万円)の未払い資本金で構成されています。2014 年12月にGLPは米国の最大級の物流施設ポートフォリオを81億米ドル(約9,733億7,700万円[5])で取得することを発表しました。これは、ファンド運用プラットフォームを通して、世界で最適な物流不動産マーケットに進出し、業務をさらに拡大していくというGLPの戦略に合致するものであり、運用資産残高は200億米ドル(約2兆4,096億円)超に拡大しました。
この取引は2015年度第4四半期にクローズする予定ですが、GLPは取得当初にポートフォリオ(GLP米国インカムパートナ―ズI)の55%を保有し、その後10%まで持分を減らしていく予定です。GLP米国インカムパートナ―ズIへの投資家の関心は高く、GLPは2015年8月までにファンド・シンジケーションが成功裏に完了するとみています。
GLPの共同創業者であり最高経営責任者であるミン・メイは、「GLPのファンド運用ビジネスは、重要且つ成長している分野です。ファンド運用プラットフォームを通じて、長期にわたる持続可能な成長のための資本を最大限活用し、ROEを強化することが可能になります。資本パートナーからの持続的且つ強力なサポートから、ファンド運用プラットフォームの成長は今後も続くと見ています」と述べています。
底堅い国内需要に支えられビジネスは活況
GLPのポートフォリオの80% 以上は、各国の国内需要に支えられ、すべての市場で先進的な物流施設インフラの供給が限定的であることと相まって、GLPの成長を牽引しています。2015年度第3四半期の中国、日本およびブラジルでのリーシングは極めて活況でした。
平均稼働率も2015年度第3四半期は堅調のまま推移し、中国は89%、日本は99%、ブラジルは98%となっています。中国では、2015年度第3四半期に60万㎡の新規および増床賃貸借の契約を締結し、これは前年同期比25%増となっています。また、中国で2015年度第3四半期に賃貸借契約の更改時の賃料は7.3%上昇しました。GLPは、中国では動きの速い消費財、小売商品、冷蔵製品の伸長とEコマース産業によって堅調な顧客の需要が支えられていると見ています。日本では、2015年度第3四半期に12万7,000㎡の新規および増床賃貸借の契約が締結され、この期間の賃貸借契約の更改時の賃料は2.2%上昇しました。ブラジルでは、2015年度第3四半期に1万4,000㎡の新規および増床賃貸借の契約を締結しました。
GLPのプラットフォームの規模と幅広さは「ネットワーク効果」を生んでおり、顧客の50%がGLPの複数の拠点を利用しています。2015年度第3四半期の中国の新規賃貸借のおよそ3分の2が既存顧客です。
成長機会を捉えるための健全な資本基盤
GLPの資本は引き続き潤沢で、正味現金は2014年12月31日時点で4億米ドル(約481億9,200万円)です。
純負債比率は、ルック・スルー・ベースで4%となっています。強固なバランスシートをもとに、GLPは今後も、成長機会を捉え、戦略的に事業の拡大を図ってまいります。
以上
[1]竣工プロジェクトの総開発コストベース。
[2]記載がない限り、すべての為替レートは2014年12月31日終値。1米ドル=120.48円。
[3] プロフォーマの数値は比較ベースで、中国の投資家パートナーによるGLP中国の株式33.8%の取得、GLP投資法人への資産売却益、為替変動による影響、および主な経常外項目を調整した値。
[4]創造価値マージンを25%(2014年度の創造価値マージンの平均:~26%)と推定した場合、グループの開発案件の竣工は80億米ドル(GLP持ち分:45%)と予想される。
[5]為替レートは2014年12月5日終値。1米ドル=120.17円。
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