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2016年度第1四半期:2015年4月1日~6月30日
100万米ドル |
2016年度 第1四半期 |
2015年度 第1四半期 |
増減 |
収入 |
190 |
169 |
12% |
EBIT (金利・税金控除前利益) |
450 |
273 |
65% |
純利益(PATMI:税引後最終益(再評価益を除く)) |
57 |
61 |
-7% |
純利益(PATMI:税引後最終益) |
268 |
179 |
49% |
【シンガポール、2015年7月31日】
先進的物流施設のリーディングプロバイダーであるグローバル・ロジスティック・プロパティーズ・リミテッド(以下「GLP」)は、2015年6月末までの3カ月間(2016年度第1四半期)の決算において、純利益(PATMI:税引後最終益)が49%増加したことを報告します。資産価値の上昇、開発利益、そして継続的に拡大しているGLPのファンド・マネジメント・プラットフォームが好調な業績を下支えしました。
GLPの最高経営責任者であるミン・メイは、「2016年度を順調にスタートすることが出来ました。マクロ経済は不安定な状況にあるものの、GLPの良質な資産や優れたチームワークを基に堅調な結果を達成しました。中国の経済的不透明感が高まっていることを考慮し、2016年度は中国の開発ターゲットを保守的に見直し、慎重な姿勢を取りました。GLPの中国に対する長期的な見解は依然として前向きであり、需要に沿って開発を進めることが出来ると予測しています」と述べています。
中国での事業における利益は9,800万米ドル(約121億3,400万円)の開発と資産評価益(税引前)の計上により、前年同期比50%増加しました。日本での事業の利益もまた1億3,000万米ドル(約160億9,700万円)の開発と資産評価益(税引前)の計上により22%増加しました。資産評価益は主にキャップレートの低下によるもので、2016年度第1四半期の平均キャップレートは中国で25ベーシス・ポイント、日本で11ベーシス・ポイント低下しました。
また、中国におけるリーシング事業の伸長と賃料上昇、そしてGLPの米国マーケット参入が業績に貢献しました。再評価益を除く最終益は、中国のコンソーシアム投資[2]の希薄化により前年同期比7%減少しました。
底堅い国内需要に支えられビジネスの活況が続く
GLPが2016年度第1四半期に締結した新規(増床も含む)の賃貸契約は、110 万㎡であり、前年同期比48%[3]拡大しました。賃貸契約の継続率は70%と高い数字でした。GLPがビジネス展開する4市場全てにおいて契約更新時に賃料が上昇し、特に米国は21%、中国は7%上昇を記録しました。GLPの施設全体の平均稼働率は92%でした。
NOI(営業純利益)は中国で22.4%、日本で3.7%、ブラジルで8.4%、米国で5.9%の増加となりました。
力強い成長を創出する開発パイプライン
先進的物流施設の開発はGLPの成長の中核となっています。2016年度第1四半期でGLPは4億2,800万米ドル(約529億9,500万円)の新規開発(GLP持ち分:51%)に着手しました。今期は、グループ全体で4億5,300万米ドル(約560億9,000万円)の開発案件(GLP持ち分:44%)が竣工し、概算で40%の開発マージンを見込んでいます。2016年度第1四半期のグループの開発案件竣工により、開発利益(税引前)は概算で7,800万米ドル(約96億5,800万円)となりました。
ファンド・マネジメント・プラットフォームの大幅な拡大
GLPのファンド・マネジメント・プラットフォームは、資本投資を抑えながら継続的な開発パイプラインを中・長期的に確保し、将来の成長を可能にします。GLPはエクイティ投資を活用し、顧客へ良質なサービスを提供するためにネットワークを拡大しつつ、ファンドの継続所有からの収入、実績報酬、及び開発に伴うフィー収入によって利益を確保していくことができます。
2016年度第1四半期のファンド・マネジメント関連の収入は、前年同期比64%増の3,600 万米ドル(44 億5,800万円)でした。内訳は、AM・PM業務報酬の2,200万米ドル(約27億2,400万円)と開発および取得業務報酬の1,400万米ドル(約17億3,300万円)です。
GLPは2015年7月に2号目の中国特化型の物流インフラファンドであるCLFIIを70億米ドル(約8,667億4,000万円)で設立しました。世界最大規模の公的年金やSWF(政府系ファンド)を含む主要な7機関投資家が、中国で拡大する国内消費と先進的物流施設のインフラ不足から生じる重要な事業機会をとらえるためにGLPと共に投資します。ファンドの申し込みは大幅に超過し、GLPのファンド・マネジメント・プラットフォームは36%拡大して271億米ドル(約3兆3,555億円)となりました。
また、インダストリアル・インカム・トラストの米国の物流施設ポートフォリオを45億5,000万米ドル[4](約5,633億8,100万円)で取得する正式契約を締結し、GLPのファンド・マネジメント・プラットフォームに組み込む予定です。GLPは2015年11月16日の契約締結時点では、この質の高いポートフォリオを100%保有し、2016年4月までに持ち分を10%にまで引き下げる予定です。この取引でGLPの米国での物流施設ポートフォリオの総延床面積は50%増の1億7,300万平方フィート(1,610万㎡)まで拡大し、米国マーケットへの参入からわずか1年で米国第2位の規模の物流施設の所有・運営者となります。
成長機会を捉えるための健全な財務基盤
GLPは2016年度第1四半期に13億米ドル(約1,609億6,600万円)以上の資金調達を行い、資本構造を強化しました。これには年利3.9%の10億米ドル(約1,238億2,000万円)の米ドル建の固定金利債券および年利1.1%の400億円の円建の借入も含まれています。2016年度第1四半期末時点でGLPの現金持高は23億米ドル(約2,847億8,600万円)となり、プロフォーマの純負債比率はルックスルー・ベースで14%[5]です。
本資料は、グローバル・ロジスティック・プロパティーズ・リミテッド(シンガポール)が7月31日(現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に翻訳・編集したものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先します。http://www.glprop.com/press-releases/をご参照ください。
以上
[1] 記載がない限り、すべての為替レートは2015年7月17日時点。1米ドル=123.82円
[2] 中国コンソーシアムは2016年度第1四半期の持分は34%。2014年6月は24%。
[3] 米国での新セグメントの影響は除く。
[4] 取引費用により変更の可能性あり。
[5] GLP米国・インカム・パートナーズI (契約済み)とインダストリアル・インカム・トラスト(交渉中)のGLPのエクイティ持ち分10%とした場合のプロフォーマ純負債価値。
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