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先進的物流施設のリーディングプロバイダーであるグローバル・ロジスティック・プロパティーズの日本法人、グローバル・ロジスティック・プロパティーズ株式会社(本社所在地:東京都港区、代表取締役社長:帖佐 義之(以下「GLP」))は、本日、兵庫県西宮市に建設を進めてきた「GLP鳴尾浜」の竣工式を行いましたので、お知らせします。
「GLP鳴尾浜」は、GLPが2014年8月に兵庫県西宮市の臨海産業団地内に着工した総延床面積111,070㎡の5階建てマルチテナント型先進的物流施設です。同施設は、阪神高速道路5号湾岸線の「鳴尾浜IC」より1km以内という物流適地に所在し、阪神甲子園駅・JR甲子園駅から定期バスの運行もあります。交通の至便性に加え、周辺には武庫川団地があり、人口が集積していることから物流施設の運営上、重要な条件である労働力確保についても良好な環境と言えます。
また、「GLP鳴尾浜」は、免震構造やバックアップ電源、地下水供給設備など、有事の際の入居企業の事業継続性を確保する数々の装備を採用しています。さらに、市の洪水・津波ハザードマップには該当しない立地ですが、開発による盛土および高床バースにより合計で高さを2.6m上げることにより、予測最高浸水(1m)を十分カバーしています。その他、プレキャストコンクリートの採用など環境に配慮した最先端の技術を駆使し、全館LED照明を採用することでCO²排出量および消費電力約45%減(一般蛍光灯比)を可能とし、また米国グリーンビルディング協会よりLEEDゴールドの予備認証も取得済みです。働く方々の就労環境向上の観点から、5階の共用スペースには、売店や設備を充実させたカフェテリアを設置し、快適な環境を提供します。
関西地域での大型で高機能な物流施設への需要は依然として旺盛で、ロジスティクスサービス大手のヤマトロジスティクス株式会社、総合物流企業のトライネット・ロジスティクス株式会社、定温食品物流の福岡運輸株式会社、電子部品の総合物流会社の株式会社アルプス物流など合計5社が「GLP鳴尾浜」への入居を決定しており、賃貸面積の約70%が契約済みとなっています。
「GLP鳴尾浜」外観
事業主、参列者及び来賓による鏡割り
関西は企業の業務拡大に伴い、各エリアの中核都市での拠点や配送ネットワークの整備が進み、湾岸部、内陸部ともに先進型物流施設への需要は高く、その傾向は今後も続くと予測されます。関西圏の高速道路のネットワークの拡充に伴い、物流網が急速に発達しています。
GLP代表取締役社長の帖佐 義之は、「『GLP鳴尾浜』は総延床面積111,000㎡以上の規模に加えて、事業継続性の確保と環境へ配慮した最新鋭の設備を備えています。GLP独自のエリアおよびニーズ分析を基に流通系の企業向けに1~3階は冷蔵冷凍倉庫機能にも対応、また、バースに面する区画壁をすべて全面開口として効率的な導線を確保するなど工夫をこらしたほか、ダブルランプウェイ方式により各階アクセスにより全フロアとも効率性の高いワン・フロア・オペレーションが可能となっています。幅広い業種の企業のみなさまの物流ソリューションとして当施設を活用頂ければと思います」と述べています。
「GLP鳴尾浜」は、GLPとCPPIB(カナダの公的年金運用機関であるカナダ・ペンション・プラン・インベストメント・ボード)が2011年8月に50%対50%で立ち上げた合弁事業「GLPジャパン・デベロップメント・ベンチャー」の、日本における5件目の開発物件です。現在、GLPは関西圏で同施設を含め22件の施設を運営しています。
竣工式には、設計・施工を担当した西松建設株式会社 代表取締役社長の近藤 晴貞氏ほか関係者ご一同、およびGLP代表取締役社長の帖佐 義之らが参列し、神事を執り行いました。
【補足資料】
■ 施設概要
施設名称:GLP鳴尾浜
所在地:兵庫県西宮市鳴尾浜1丁目20
敷地面積:47,841㎡
延床面積:111,070㎡
着工:2014年8月
竣工:2015年9月
■ 施設所在地
「GLP鳴尾浜」は、日本の5大港のうちの2港である神戸港と大阪港の間に立地しており、阪神高速道路5号湾岸線の「鳴尾浜IC」より1km以内という物流適地に開発されます。阪神甲子園駅・JR甲子園駅から定期バスの運行があり交通至便な立地です。
■ 施設の特徴
「GLP 鳴尾浜」は、地上5階建て、延床面積111,070㎡の規模で建設されたマルチテナント型の先進的物流施設です。事務所、倉庫間の往来をスムーズかつ安全にするセンターコアレイアウトを取り入れているほか、各階に、大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイ2基を備え、10トン車で合計156台、4トン車で合計222台のトラックバース、363台の乗用車駐車場、10t車15台、トレーラー12台のトラック待機場を設置しています。1フロア面積最大約19,500㎡という大規模な倉庫スペースを有した汎用性の高い物流施設として、お客様の作業効率を最大限にまで高める物流オペレーションの提案が可能です。また、「GLP鳴尾浜」はGLP独自の免震構造解析手法「GLP同時刻歴一体応答解析手法」が採用された初の施設となります。
■ 災害時における事業継続性(BCP)の確保
「GLP鳴尾浜」では、巨大地震等の大災害発生時においても物流施設としての機能を極力維持することにより、お客様の事業継続性を確保し、社会インフラである物流機能が災害時の復旧・復興でも重要な役割を担えるよう、次のような取り組みを計画しています。
・大地震でも建物の安全性を確保する免震構造の採用
・断水・停電時にもトイレの利用が可能となる、地下水供給設備の採用
・停電時でも、防災センター、事務所エリアの照明、コンセントの利用を可能にし、全館セキュリティー機能を確保するバックアップ電源設備の採用
■ 環境に配慮した施設計画
GLPは、環境に配慮したサステイナブルな施設づくりに力を入れており、「GLP鳴尾浜」では次のような取り組みを実施しています。
・全館LED照明を設置し、CO²排出量および消費電力約45%減(一般蛍光灯比)
・約1,835 kWの太陽光発電パネルを設置
・外壁に断熱性の高いサンドイッチパネルを、屋根には断熱二重折板を採用
・免震構造とプレキャストコンクリートの採用により、建設工事の合理化と長寿命化が可能となり、ライフサイクルCO²を約12%削減
・世界140ヶ国以上で普及しているアメリカの建物環境認証LEEDを取得予定(LEEDゴールドの予備認証を取得済み)
以上
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